#5: アメリカ型フランチャイズ・ビジネス
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![]() 全米各地で行われるフランチャイズ関連の ![]() アメリカでフランチャイズ・ビジネスが発展してきている要因として、ビジネスをフランチャイズ化するにあたって、政府による厳格な認可制度が存在することがあげられます。1960年代、アメリカではフランチャイズ・ビジネスの成長に伴い、ビジネスの基盤がないのにも関わらずフランチャイジーを募集し、加盟料をだまし取った上に姿をくらますという悪質な事件が続出しました。そこで、1970年代に入りビジネスのフランチャイズ化にあたって情報開示を義務づける法律が導入され、この結果、悪質なフランチャイザーが排除され、優良なフランチャイザーが増えました。これが連鎖的にフランチャイジーの増加を生み、フランチャイズ・ビジネスの活性化につながったと考えられます。 アメリカでは毎年たくさんの企業が誕生していますが、アメリカでゼロから事業を始めて成功する確率はたったの15%ともいわれており、個人が単独で起業し成功するのは非常に難しいという現実があります。資金面やマーケティングなどを考えても大企業にはかなわないですし、リテール業をはじめアメリカの諸業界では競争が激しさを増しており、個人/小規模経営の店(会社)が生き残るには厳しい環境になっています。一方、フランチャイズは既存のビジネス・ノウハウを活用でき、さらに資金面でのサポートを受けやすいというメリットもあります。特定の業界での経験を持たない人でもゼロから始めて成功する“金儲けのシステム”が整っています。事実、アメリカではフランチャイジーの成功率は95%ともいわれています(これはちょっと多すぎるようにも感じますが・・・)。アメリカでは「起業したい」という願望を持つ人の多くが自分でゼロから会社を起こすより、より成功率の高いフランチャイズを選ぶ傾向があるといっても過言ではありません。 フランチャイズというビジネスの仕組みは、今やアメリカではファースト・フード以外の分野でも広く浸透しています。特にビジネス・サービス業のセクターにおいて各種フランチャイズ・ビジネスが増加しているのも、アメリカのフランチャイズ・ビジネスの特徴であり、おもしろさではないでしょうか。 関連ブログはこちらです。 『新しいマッチングサービス−大人の出会いを求めて』 ![]()
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