#11: 出会いはオンライン!アメリカのマッチング・サービス市場
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![]() 現在アメリカでは、若者からシニアまで、オンラインが出会いの場として広く利用されているようです。 ![]() Match.com(マッチ・ドット・コム)はすでに130万人以上の人が会員登録している成長著しいマッチング・サービス業界最大手の一つです。しかし、一時期、オンライン・マッチング・サービス市場における競争の激化と、若者がSNSへ流れるという傾向により、会員数減少という事態に陥りました。そこから、会員獲得と売上増加を目指し、データベースを徹底的に調べたところ、ベビー・ブーマー(50歳以上のシニア層)は平均より高いメンバーシップに加入し、会員でいる寿命も長いという事実を発見しました。マッチ・ドット・コムでは、ベビー・ブーマーにターゲットを絞ることにより会員数が増加し、業界でも1・2位を争うサイトへと成長しました。インターネットに長けてない人でも使いやすいサイト環境など、シニアに優しいサービスを提供したことが、お金に余裕のあるベビー・ブーマーの心を掴んだのではないでしょうか。また、若者以外のデモグラフィックで、離婚者や郊外居住者など、今まで見過ごされてきたセグメントをターゲットとしたサービスを提供したのも成功につながったようです。マッチ・ドット・コムの2005年度の売上は2億4,900万ドル(249億円)で、前年度比成長率26%と今もなお成長を続けています。 成長を続けるオンライン・マッチング・サービス。忙しいアメリカ人にとって、出会う機会が少なくなってきていることに加え、効率よく人に出会いたいというのがマッチング・サービスを利用する主な理由なのでしょう。また、今まで若者だけが利用すると思われていたSNSにも、子供を持つ親やシニア向けのSNSが登場したりと、利用者が拡大するにつれ、さまざまな層をターゲットにしたサービスが続々と誕生しているのもおもしろいところです。シニアや離婚者など、特定のデモグラフィック層にターゲットをおき成功しているマッチング・サービス企業があるのをみると、オンライン・マッチング・サービスやSNSなどの出会い系サービスは今後もさらなる広がりを見せていきそうです。 関連ブログはこちらです。 『アメリカの出会い系サイトが今アツい!』 ![]()
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