#26:「びっくり」を提供するスーパー:わが愛しのトレーダー・ジョー
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「オフィスのみんなに飲ませたいな〜」と思って手にとったのは、「キャンディ・ケイン味のグリーン・ティ」。「キャンディ・ケイン」とは、クリスマス・シーズンのアメリカの風物詩で、ミントの味のする杖(ケイン)の形をしたキャンディだ。 「え〜、キャンディ味の緑茶!」なんて驚くなかれ。日本の皆さんはちょっといただけないと思われるだろうが、アメリカには、いろんな味のついた緑茶がたくさんある。日本の伝統的な「緑茶」ではなく「別物」だと思えばそれなりに美味しい。 「百聞は一見にしかずだから、みんなで飲んでみようよ!」とランチタイムに、オフィスのみんなに薦めた。勇気をもって挑戦してくれた人が二名。「あ、意外とおいしい!」、「コクのあるハーブティみたい!」となかなか好評。喜んでもらえて、よかった・・・、と、ほっと胸を撫で下ろす。 オフィスのみんなをびっくりさせる掘り出し物を求めて、私が足しげく通うお店は、トレーダー・ジョー(Trader Joe’s)だ。トレーダー・ジョーについては、弊社代表の石塚もたびたびブログに書いている。トレーダー・ジョーは、「七つの海を股にかけ、世界中から掘り出し物を探してくる貿易商ジョー(「トレーダー・ジョー」)というコンセプトで、取扱商品のほとんどが自社オリジナルというアメリカでは特異なビジネスを展開している。 でも、このお店を素晴らしくしているのは、商品力ばかりではない。「あったかさ」の決め手は、お客さんと店員さんが顔見知りになる、ワン・ツー・ワンの接客だ。普通のスーパーでは、レジ係は無言でレジを打つけれども、トレーダー・ジョーでは、狭いカウンターを挟んで、レジ係とお客さんの間の話題に花が咲く。一度その接客を経験したら、また行かずにはいられない。 あと、もうひとつ素晴らしいのは、トレーダー・ジョーのいわゆる「宣伝チラシ」だ。でも俗に言うスーパーのチラシではない。普通のスーパーのチラシは、バーゲン情報を得るために見るもの。でも、トレーダー・ジョーのチラシは、見ているだけで想像が広がっていく。ワクワク感満載のチラシなのだ。 ![]() 「次は、何を買おうかなあ・・・」そんな気持ちにさせてくれるのが、トレーダー・ジョーのチラシなのだ。そういえば、つい最近、「このごろはカタログがつまらなくなった」という話をオフィスのみんなとしていた・・・。そう思ってはっとする。トレーダー・ジョーのチラシは、かつてのカタログにあったようなエキサイトメントを、私たちに与えてくれる。手元に置いておいて、時々眺めたくなるデザイン性。「何を買おうかなあ」と思いを巡らせられる魅力的な商品群。チラシにこめられた茶目っ気とユーモアは、すべて、我々が店舗で体験する接客そのものだというのも、トレーダー・ジョーのすごさなのだ。 ![]()
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